2021年4月8日木曜日

ローカル駅からはじめる自転車散歩【阪堺電車 上町線 住吉駅】

 ゆっくり起きた予定の無い休日の朝、折り畳み自転車とともに列車に乗って、ふらっと思いのままにローカル駅で降りてみる。特別な観光地ではなく、普通に人が暮らし、働き、近所の公園で子どもが遊んでいる、なんの変哲もない町だけど、のんびり走ってみると、いろいろな発見や出会いがある。そんな、小径車だからこそのゆるい自転車散歩をお送りする連載記事。今回は、大阪唯一の路面電車として運行されている阪堺電車の住吉駅からスタートします。



*  *  *


大きな道路の真ん中を悠々と走る路面電車は、大阪の風物詩のひとつ。明治44年の開業以来、大阪市南部や堺市の人々の生活の足として重要な役割を担ってきました。阪堺電車は、正式には阪堺電気軌道といい、いまや大阪唯一の路面電車に。恵美須町~住吉~我孫子道を結ぶ阪堺線と、天王寺駅前~住吉~浜寺駅前を結ぶ上町線の2路線で運行されています。憧れはするものの、天王寺以南に馴染みがないと乗ったことの無い大阪人も多いのではないでしょうか。今回は、阪堺電車の行き来する風景をゆるくのんびりと辿ります。

降り立ったのは住吉駅。住吉大社に隣接していますが、住吉大社へはひとつ南の住吉鳥居前駅が便利です。住吉駅は阪堺線と上町線が合流する駅で、南行きは阪堺線、上町線それぞれ個別にホームがあります。こちらは天王寺駅前方面から到着する上町線のホーム。北行きや阪堺線の南行きホームは道路の真ん中にありますが、こちらは専用軌道区間にあり、一般的な電車の駅の様な佇まいです。赤い車両の前面には「阪堺電車開業120周年記念」のフラッグが掲げられていました。

阪堺電気軌道では、2020年9月20日に開業120周年を迎えたことを記念して、開業当初から現在に至るまでの写真などを展示した 車両を運行するほか、記念ロゴをデザインしたヘッドマークを掲出していました。阪堺電車は全線均一運賃(大人230円・小児120円)で、電車を降りる時に運転士側の運賃箱で支払う(ICカードは乗車時降車時の2回タッチ)ので、割引乗車券の販売駅を除き駅に券売機や改札口はありません。今回の自転車は14インチホイールのK3。3段変速でスポーティーな走りも実現しながら、コンパクトに折り畳める点が人気のモデルです。本体重量7kg台と驚異の軽さを実現していることから、輪行で担いでもとても楽です。

住吉駅に停車する車両(605)を、北側の踏切から撮ってみました。車両のすぐ向こうに見える踏切には遮断機がありません。低速で走っていて見通しも良いので、無理な横断をしている人にはフートゴング(警笛)を鳴らしていました。電車と人の距離が近い、ゆったり温かみのある風景です。

写真奥からこちらに向かってくるのは2003年に導入された、1001形「堺トラム」。新旧の車両が行き交う様子が新鮮です。

可愛らしい車両が走る様子はミニカーを眺めているよう。以前はここで阪堺線と上町線が平面交差をしていて、写真中央右寄りの奥に向かって線路がありました(コインパーキングの部分です)。


茶色のレトロな車両は、モ161形164号。モ161形電車は、日本において定期運用される電車として最古の車両で、定期運用を退いた動態保存車を含めた場合でも日本で5番目、路面電車では2番目に古い車両だそうです。


住吉大社の駐輪場に自転車を停め、境内を歩いてみました。表参道から鳥居越しに見る車両は、阪堺電車でお馴染みの風景です。奥には南海本線の住吉大社駅も見えています。高層ビルに挟まれた天王寺方面の車の多い路面を走る様子や、恵比寿町方面の通天閣のある風景も阪堺電車を代表する景色ですが、今回はゆったりした街並みを散策しています。

住吉大社は、全国に2300社ある住吉神社の総本社で、例年であれば年のはじめには200万人以上の参詣者が訪れます。緑に囲まれた境内には、国宝に指定され古代の建築様式を伝える四本殿をはじめ、住吉の象徴とされる反橋(太鼓橋)や多数の文化財、樹齢1000年を超える御神木など、悠久の歴史を感じる由緒深い神社です。

住吉大社は上町台地の南の端に位置し、今は海岸から何kmも離れていますが、昔は台地の西がすぐ海辺でした。住吉大社は海の神である筒男三神と神功皇后を祭神とし、古くは古墳時代から外交上の要港の住吉津・難波津と関係して、航海の神・港の神として祀られた神社です。写真は、太鼓橋の横にあるモニュメントに設置された、万葉時代の周辺の地形を記した解説板。中央の赤い四角の部分が住吉大社です。

天王寺駅前まで行った164が戻ってきた様子。道路の中央を走る姿を見ると、車の免許を取り立ての頃、路面電車と並走する際に緊張したことを思い出します。ここから南(写真手前)は専用軌道区間となるので、線路と分かれて紀州街道を進みます。


紀州街道は、大阪市の北浜近くの高麗橋のあたりを起点に和歌山市に至る旧街道名で、別称住吉街道とも呼ばれます。こちらの御祓橋には紀州街道と御祓橋を説明する碑が立っていました。

この川は細井川といい、近くにある阪堺電車の駅名も細井川駅ですが、正式名称は「細江川」、古代には「住吉の細江」と呼ばれた入り江で、住吉津があった場所です。お伽話の「一寸法師」が都へと旅立ったのも、この「細江川」だったとされています。住吉大社にあった万葉時代の地形を記した解説板では「細井川」とありました。


長居公園通を越えると専用軌道は真っ直ぐに伸びています。踏切からは、駅に停まりながらゆっくり近づいてくる車両の様子が、だいぶ前から見えます。


当日は3月下旬。例年より早まった桜の開花時期に重なり、町並みを探検していたら三分咲きの素敵な古木に出逢いました。民家のようですが、雰囲気のある日本家屋と立派な桜にDAHON K3もいい感じで馴染みました。


町並みを楽しみながら我孫子道(あびこみち)駅まで来ると、駅のすぐ南に阪堺電車の車庫(我孫子道車庫)がありました。正しくは検車施設兼車両基地(車庫)で、大和川検車区といいます。


朝の通勤通学の時間帯が終わり、車庫に車両が戻ってきていました。この我孫子道車庫では、昭和30年(1955年)頃までは100両以上収容していたこともあったそうです。路面電車にはミニカーのような可愛らしさがあり、眺めているだけでほのぼのします。


阪堺電車の路線には、路面走行、急カーブ、アップダウンなど短い区間に鉄道の楽しみがたっぷり。こちらは大和川の堤防に向かって軌道が徐々に高架になっているあたりです。

1001形(堺トラム)に加えて2020年に新たに導入された低床式車両の1101形。車両は3つの車体で1つの編成を構成する連接型(3車体連接固定編成)。

高架はもう1箇所。写真の車両は、大和川の堤防から大阪市側に入ってきた503号。急いでカメラを向けたので、露出オーバー気味になってしまいました。

モ501形は1957年に阪堺電気軌道の前身である南海電気鉄道が導入した車両。前面の、中央の運転席窓を広く取って左右に開閉可能な細窓を並べた3枚窓構成は、大阪市交通局が前年に製作した大阪市電3001形に準じたスタイルです。

大和川を渡り、大阪市から堺市に入ります。阪堺電車はその車両自体がフォトジェニックな被写体ですが、この橋を渡る車両の姿は阪堺電車を代表する景色の一つです。

大阪市と堺市の境界、大和川に架かるこの橋は「大和川橋梁」といい、阪堺電車の創業時となる1911年製です。橋を支える橋脚は珍しい鉄管柱で、近代土木遺産に選定されています。

大和川を手前に渡ってくると堺市。川の土手の上に大和川駅があります。

赤錆色の横河ブリッジは横河橋梁製作所(現在の横河ブリッジ)によるものです。100年以上にわたってみんなの暮らしを支えてくれているんですね。


大和川の土手を下りて少し行くと、阪神高速道路沿いに細長い公園がありました。後から調べると、環濠を埋め立てた跡地を利用した土居川公園でした。「環濠」とは、町の周囲にめぐらせた堀のことで、国際貿易都市として繁栄していた中世の堺では、「会合衆」と呼ばれる豪商たちが、戦乱から町を守るために「環濠都市」を形成、「自治都市」として都市運営を行なったそうです。

その土居川公園のいちばん北端に、この高須神社がありました。

高須神社は、大坂冬の陣で1000挺(丁)の火縄銃を製造するように急遽命じられた芝辻理右衛門が、徳川家康からこの高須の土地を授かり、鉄砲鍛冶の繁栄を祈願して創建した神社だそうです。

高須神社のすぐ横を阪堺電車が走っていて、高須神社駅という駅もありました。

駅近くに「喫茶ラック」という店があるのを事前に知り立ち寄ろうと思っていたのですが、現地でぐるぐる走っても見つけられず…後日、改めて調べてみると駅の東に隣接してありました。残念。

踏切を渡って西へ走るとすぐに、お香屋さんの薫主堂を発見。目と鼻の先にある堺市指定有形文化財の鉄砲鍛冶屋敷跡「井上関右衛門家住宅」と堺市立市町家歴史館 清学院は両方とも工事中でした。前者は「(仮称)鉄砲鍛冶屋敷ミュージアム」として令和5年度に開館予定です。

南蛮貿易の拠点だった堺は16世紀末頃に原料の香料が持ち込まれ、日本で初めてお線香が作られた町で、江戸時代には線香の産地として知られるようになりました。薫主堂は創業明治20年、旧鉄砲屋敷跡が残る古い街並みの一角で、百年余り3代にわたって伝統的技法での線香づくりにこだわり暖簾を守っている老舗です。

綾ノ町駅の方へ向かうと、線路を横切る綾之町東商店街がありました。すぐそばを抜ける車両が迫力満点で、圧倒されました。


カーブの向こうから車両が姿を現す様子が風情のある、綾ノ町駅の南行き(浜寺駅前方面)のりば。阪堺電車は沿線住民の生活の一部になっていて、朝夕の通勤通学客の多い時間帯も趣があります。

京都の町が、応仁の乱の戦乱で焼野原と化した時、技量のすぐれた織物師が堺へ移住してきて、この地で「錦織り」「綾織り」などをはじめたので、「錦之町」「綾之町」「錦綾町」などの地名がついたと言われています。また、当時堺は外来物資の入手できる貿易港をもっていたので、都の宮人たちが着る高貴な錦に綾の織物を、大陸から伝わった布や技術で織ったところから、この地名が生まれたという説もあります。

大道筋の中央に設けられた北行き(恵美須町方面)のりばを出る3車体連接固定編成の1001形電車(堺トラム)。

2013年に導入された1001形は3編成が運用されていて、写真の1001号は千利休が追求した「わび」をイメージし「茶ちゃ」という呼称がつけられています。木材が随所に使用されて和をイメージされた内装は高級感もあります。

綾ノ町駅から南方面は、堺市街地のほぼ中央を南北に貫く大道筋(だいどうすじ)という片側3車線の道路の中央に軌道があり、2.5kmほど直線が続きます。江戸時代に紀州と泉州の交易ルートであった紀州街道。その一部(大道筋)を路面電車が走っているというのも感慨深いです。

大道筋という名前は、1989年に市制100周年記念事業の一環として綾之町交差点以南の大通り区間に堺市から与えられた、道路愛称だそうです。

綾ノ町駅から1 ブロック南下したしたところに、伝統的な堺の町家暮らしを感じることが出来る文化財建造物として公開されている「町家歴史館 山口家住宅」があります。建立年代は江戸時代初期と考えられ、数少ない江戸初期の町家建築で、全国的にも貴重な建物とされています。

山口家住宅は内部に広い土間があり、土間に面して畳の部屋が一列に三室並び、畳の部屋の上に二階があります。土間には、梁と束・貫で構成する和小屋が組まれ、壮大な空間を作っています。

目星を付けていたカフェに向かうことにします。途中、小さな川沿いに整備された小径に、桜並木がありました。まだ三分咲きといったところでしたが、束の間の花見が楽しめました。


今回最終の目的地としていたのはこちらのカフェ「アカリ珈琲」。昭和20年代の長屋を、店主自ら三ヶ月かけて改装した落ち着きのあるカフェで、《煎りたて》《挽きたて》《抽れたて》の「三たてに」こだわった自家焙煎珈琲を中心に提供されています。店主は人柄のいい雰囲気なので、近くをポタリングされる方は要チェックです。

ドリンクは珈琲の他に無農薬ケニア紅茶やハニーチャイ、自家製フルーツシロップもあり、少し迷いました。フードもパスタやホットサンドがあり、いずれも魅力的です。

今回巡ったポイントと走行ルートです。約8kmのショートトリップでしたが、見どころが多く、時間が許せば見学をしたい施設も多数ありました。鉄道マニアの方、路面電車好きの方も楽しめるエリアです。



*  *  *


今回の「ローカル駅からはじめる自転車散歩」は如何でしたか?日本には全国くまなく駅があり、輪行すれば「楽に長距離を」「比較的安価に」移動でき、天候や体調の急な変化や機材トラブルにも対応できます。今回利用したDAHONのK3は折り畳めばとてもコンパクトになり、非常に軽いので輪行にお勧めの1台です。皆さんもDAHONの折り畳み自転車(フォールディングバイク)で、自転車散歩という休日の愉しみはいかがでしょうか。DAHONでは様々な折り畳み自転車をラインナップしていますので、走行機能と折りたたみ機能のバランスを考えながら直感的な好みも含め、自分にあった製品をお選びください。

DAHONでは今後も、様々な地方のローカルな鉄道駅を起点にした自転車散歩(ポタリング)記事を連載いたします。更新時にはFacebookやTwitterでお知らせしますので、ぜひフォローをお願いします。「ローカル駅からはじめる自転車散歩」専用のInstagramアカウントもありますので、こちらもぜひチェックをお願いします。


*使用車体
 DAHON / K3(Color:ガンメタル×ブラック)2021年モデル

*この記事で紹介している情報は、2021年3月時点の取材に基づいています。
*歩行者のいるところや細い路地などは押し歩きや迂回するなど、マナー優先でサイクリングを楽しみましょう。

2021年4月5日月曜日

イベント出展のお知らせ(ファーム 春のミニベロ試乗会)

 4月10日(土)、11日(日)の2日間、岡山県で開催される「ファーム 春のミニベロ試乗会」に出展しますので、お知らせいたします。


岡山県倉敷市に店舗を構えるFARM(ファーム)が主催する合同試乗会「春のミニベロ試乗会」に出展いたします。当日DAHONブースでは、コンパクトさと走行性能を両立させた人気モデル「K3」や2021年モデルから加わったニューモデルを中心にご用意いたします。フレームの形状違いやタイヤのサイズ違いで乗り比べていただけますので、ぜひご来場ください。

<かさおか太陽の広場 試乗会>
日程:2021年4月10日(土)
時間:10:00〜16:00
場所:かさおか太陽の広場 *Link → アクセス
   岡山県笠岡市カブト東町13 ※会場は公園管理事務所の東側となります

<ファーム店頭試乗会>
日程:2021年4月11日(日)
時間:10:00〜16:00
場所:ファーム駐車場 *Link → アクセス
   岡山県倉敷市沖12-9


参加者の皆様への注意とお願い

*雨天の場合、試乗会は中止となります。
*試乗を希望される方は、運転免許証など身分証明書をご持参ください。
*新型コロナウイルスの感染拡大状況により、中止となる場合もあります。あらかじめご了承ください。最新のイベント情報は店舗ブログ『FARM な一日(https://farmbike.exblog.jp/)』をご覧ください。
*試乗会に参加される方は、感染症対策のためマスクの着用、アルコールによる手指の消毒にご協力ください。体調不良、または、発熱などの症状がある方は、試乗会への参加はできません。


ご用意するDAHONの試乗車は以下のとおりです。
*製品のカラー・仕様は都合により変更されることがあります。

14インチコンパクトフォールディングバイクの理想形。3段変速を装備しながらも本体重量7kg台を実現。フレームへの負担を軽減させるDeltecテクノロジーを搭載。
Speeds:3
Weight:7.8kg
Wheel Size:14inch
Rider Height Range:142〜180cm
Folding Size:W65 × H59 × D28cm
Saddle to Pedal:Min 600mm Max 860mm

試乗車Color:ガンメタル×ブラック


Dove Plus ダヴ プラス  Link→スペック等詳細
Simple is Bestの最軽量コンパクトバイク。シングルスピードに割り切った仕様で車体重量は6kg台の軽さとスーツケースサイズのコンパクトさで、新たなライフスタイルを提案してくれる。
Speeds:1
Weight:6.97kg
Wheel Size:14inch
Rider Height Range:142〜180cm
Folding Size:W62 × H56 × D30cm
Saddle to Pedal:Min 550mm Max 820mm

試乗車Color:アイビー


Mu SLX ミュー SLX  Link→スペック等詳細
20インチサイズ最軽量の8.6kgを誇るフラッグシップモデル。持ち運んで軽いのは当然、走行面でもその恩恵を受けることのできる理想のライトウェイトバイク。無限の可能性を秘めたバイクに仕上がった。
Speeds:11
Weight:8.6kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 406)
Rider Height Range:142〜193cm
Folding Size:W77 × H65 × D35cm
Saddle to Pedal:Min 690mm Max 940mm

試乗車Color:メタリックグレー 


Speed RB スピード RB  Link→スペック等詳細
待望のドロップハンドルモデルが久しぶりに登場。クロモリフレームの定番モデルとなる「Speed Falco」をベースに、ディスクブレーキを搭載し、走行性能を向上させたハイグレードモデル。
Speeds:20
Weight:12.0kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 451)
Rider Height Range:142〜193cm
Folding Size:W82 × H66 × D56cm
Saddle to Pedal:Min 680mm Max 950mm

試乗車Color:メタル


Visc EVO ヴィスク エヴォ  Link→スペック等詳細
DAHONが誇るオールラウンドバイク。Re-Barテクノロジーにより高いフレーム剛性を確保し、ユーザーのハイレベルな要求にも応えられる唯一無二の存在。
Speeds:20
Weight:10.9kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 451)
Rider Height Range:142〜193cm
Folding Size:W82 × H65 × D39cm
Saddle to Pedal:Min 700mm Max 950mm

試乗車Color:マンゴーオレンジ


Deftar デフター  Link→スペック等詳細
ミドルグレードからリリースする軽量性が特長のモデル。様々なカスタムへの拡張性も高く、ベースモデルとしても使用可能。
Speeds:8
Weight:9.9kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 406)
Rider Height Range:142〜193cm
Folding Size:W78 × H65 × D35cm
Saddle to Pedal:Min 690mm Max 940mm

試乗車Color:アッシュブルー


Horize Disc ホライズ ディスク  Link→スペック等詳細
仕様、デザインともに他モデルとは一線を画したディスクブレーキモデル。ETRTO451に匹敵する極太タイヤが高いエアボリュームで安定感と走行感をもたらしてくれるアクティブバイク。
Speeds:8
Weight:12.0kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 406)
Rider Height Range:142〜193cm
Folding Size:W85 × H68 × D43cm
Saddle to Pedal:Min 780mm Max 1050mm

試乗車Color:スティールグレー


Speed Falco スピード ファルコ  Link→スペック等詳細
精悍なルックスのクロモリフレームモデル。クロモリ特有のしなりとETRTO451ホイールがもたらす快適且つ伸びのある走りは「Speed」の名に恥じない性能を発揮してくれる。
Speeds:8
Weight:12.0kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 451)
Rider Height Range:142〜193cm
Folding Size:W82 × H66 × D36cm
Saddle to Pedal:Min 680mm Max 950mm

試乗車Color:ネオンホワイト


Boardwalk D7 ボードウォーク D7  Link→スペック等詳細
鮮やかなカラーリングがクロモリフレームに映えるヨーロピアンスタイルバイク。洗練されたデザインと街乗りに適した使用感からはエントリーグレードを超えた喜びが得られる。
Speeds:7
Weight:12.5kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 406)
Rider Height Range:142〜193cm
Folding Size:W78 × H65 × D34cm
Saddle to Pedal:Min 675mm Max 945mm

試乗車Color:ブリテッシュグリーン


Dash Altena ダッシュ アルテナ Link → スペック等詳細
Lock Jawテクノロジーが可能とするスマートフォルムのクラシカルバイク。デザインと機能性を両立させ、週末のロングライドやライフスタイルを彩る1台として最適なパートナー。
Colors:[M] ブリティッシュグリーン [L] ダークネイビー
Weight:[M] 10.8kg [L] 10.9kg
Wheel Size:20 inch(ETRTO 451)
Transmission:16 Speed
Folding Size (cm):[M] W92 x H89 x D36 [L] W93 x H91 x D37
Saddle to Pedal (mm):[M] 710〜910 [L] 750〜960

試乗車Size:M、試乗車Color:ブリティッシュグリーン


D-Zero D-ゼロ  Link→スペック等詳細
DAHON創業当初リリースしていた初期型モデル、通称「OLD DAHON」をベースに、現代の仕様と組み合わせて復刻。ハンドポストのみ折りたたみできるセミフォールディング仕様。
Speeds:7
Weight:11.3kg
Wheel Size:16inch
Rider Height Range:142〜180cm
Folding Size:W136 × H63 × D19cm
Saddle to Pedal:Min 705mm Max 970mm

試乗車Color:クローム


Mako マコ  Link→スペック等詳細
2008年にリリースされたDashシリーズの原型となるモデル。DAHONの歴史でも貴重なノンフォールディングモデルであり、往年のモデルをベースとしつつも、ディスクブレーキ仕様にアップデート。軽量性と走行性能を合わせたハイグレードモデル。
Speeds:20
Frame Size:470cm
Weight:10.0kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 406)
Rider Height Range:165〜175cm

試乗車Color:アイスブルー


Calm カーム  Link→スペック等詳細
モデル名の通り「穏やか」な乗りやすさを重視したバイク。サイズも身長に合わせて2サイズから選べるタウンユースモデル。
Speeds:7
Frame Size:[M] 460cm  [L] 500cm
Weight:[M] 10.7kg  [L] 11.6kg
Wheel Size:20inch(ETRTO 406)
Rider Height Range:[M] 156〜165cm   [L] 165〜175cm

試乗車Size:M(460)、試乗車Color:ギャラクシーストーン


*ご用意する試乗車は事情により予告なく変更になる場合があります。
*試乗会の詳細についてはファームまでお問い合わせください。

2021年3月26日金曜日

価格改定のお知らせ

平素はDAHON社製品をご愛顧いただきありがとうございます。重要なお知らせがございますので、下記内容のご確認をよろしくお願いいたします。

お客様各位
2021年3月26日

この度弊社では202141日よりDAHON社製品の一部商品の価格改定を実施する運びとなりました。

原材料や輸送費用の高騰等が重なり、今後製品の安定供給や品質維持を考慮し、価格改定を実施させていただくこととなりました。自転車需要拡大に伴う生産工場の許容範囲の大幅超過、さらにパーツ供給の大幅な遅延も重なり、すでに商品の大幅な納期遅延が発生し、皆様には大変ご迷惑をおかけしている状況の中、非常に心苦しい限りではございますが、商品の品質・供給保持を最優先に考え、苦渋の決断となりましたことを何卒お汲み取りの上、ご理解賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

弊社といたしましては、今まで以上の品質・サービスの向上に努めていく所存でございますので、今後とも末永くDAHON社商品をご愛顧賜ります様、重ねてお願い申し上げます。

価格改定日:2021年4月1日(木)
対象商品および新価格:以下リストをご参照ください

 

<対象商品および新価格>

モデル名 現行価格(税別) 現行価格(税込) 4月1日以降の新価格(税別) 4月1日以降の新価格(税込)
K3 85,000円 93,500円 88,000円

96,800円

Dove Plus 73,000円 80,300円 80,000円 88,000円
Mu SLX 197,000円 216,700円 198,000円 217,800円
Speed RB 179,000円 196,900円 193,000円 212,300円
Clinch D10 167,000円 183,700円 189,000円 207,900円
Deftar 98,000円 107,800円 108,000円 118,800円
Visc EVO 128,000円 140,800円 139,000円 152,900円
Speed Falco 83,000円 91,300円 89,000円 97,900円
Horize Disc 93,000円 102,300円 99,000円 108,900円
Boardwalk D7 62,000円 68,200円 65,000円 71,500円
Route 51,000円 56,100円 53,000円 58,300円
Dash Altena 132,000円 145,200円 139,000円 152,900円
D-Zero 73,000円 80,300円 79,000円 86,900円
Calm 59,000円 64,900円 63,000円 69,300円
Mako 180,000円 198,000円 193,000円 212,300円

DAHON 日本代理店
株式会社アキボウ

2021年3月25日木曜日

ローカル駅からはじめる自転車散歩【JR東日本 総武本線 浅草橋駅】

 ゆっくり起きた予定の無い休日の朝、折り畳み自転車とともに列車に乗って、ふらっと思いのままにローカル駅で降りてみる。特別な観光地ではなく、普通に人が暮らし、働き、近所の公園で子どもが遊んでいる、なんの変哲もない町だけど、のんびり走ってみると、いろいろな発見や出会いがある。そんな、小径車だからこそのゆるい自転車散歩をお送りする連載記事。今回は、JR東日本 総武本線 浅草橋駅からスタートし、神田川を巡ります。



*  *  *

いつも仕事で通う東京。「次は◯◯駅」という電車のアナウンスを聞いていて、なぜその地名なのか?と疑問に思うことはありませんか?有名な地名なのに、その由来はわからない。私にとって、JR総武本線の浅草橋駅や水道橋駅。浅草から離れているのに浅草橋?水道の橋とは?ずっと不思議だった謎の答えを探すために、浅草橋駅で下車してサイクリングをし探索をしてみました。

今回は、JR総武本線浅草橋駅からサイクリングスタート。ここまでは電車を利用してきました。

公共交通機関を利用して自転車を運ぶことを輪行(りんこう)といいます。サイクリングや旅行の行程の一部を自走せずに鉄道、船、飛行機、バスなどを利用するもので、遠くへ移動したり、時間を短縮することができます。

浅草橋駅は4階に相当する高さにホームがありますが、DAHON Boardwalk D7は20インチサイズで車重は12.5kgですが折り畳むと持ちやすいので、スムーズに降り立つことができました。サイクリングを始める前にエネルギー補充をします。

訪問したのは浅草橋交差点にあるSQUARE Cafe東日本橋本店。サンドイッチやワッフルなどの軽食とともにコーヒーを楽しむことができます。落ち着いた店内も良いですが、すっかり春めいた陽気だったので、外席を利用。都会の喧騒を眺めながらの喫茶タイムが今日のサイクリングを盛り上げてくれます。何よりも安心なのが、自分の自転車を真横に置きながら、コーヒーを飲むことができるところ。これなら、盗難や風で自転車が倒れてしまうという心配がありません(実際に鍵を忘れてしまいました)。カフェラテを飲み充電完了です。

浅草橋と神田川

浅草橋。なぜ「浅草」橋なのでしょうか?浅草寺雷門で有名な浅草はここから2km以上も離れています。浅草エリアにないのに浅草橋という名前に以前から違和感を覚えていたのです。


橋の北詰にその答えを発見。江戸時代にこの場所は奥州街道が通っていて、ここに見附(見張りをする所)がありました。当時は、この見附より北側の街道沿いが広く浅草と呼ばれていたようです。よって、ここにあった見附は浅草見附と呼ばれ、かつ、そこにある橋が浅草見附橋、または浅草御門橋と呼ばれていました。いつしか、省略されて、浅草橋になったとのことでした。まさに地名に歴史ありですね。

現地に行くことで、謎が簡単に溶けてしまいました。駅から離れたところに行くのは大変です。しかし、折り畳み自転車があれば、輪行で目的地近くまで訪れることができるので、それも容易です。

橋というからには下には川が流れています。江戸城外濠としても機能していた神田川。そこで、神田川に沿って、さらに自転車散策を続けてみることにしました。まずは、河口にかかる柳橋へ移動します。浅草橋は神田川河口から2番目にかかる橋で、最初の柳橋までは、自転車ならば目と鼻の先。柳橋を境にして、神田川は隅田川と合流します。柳橋から隅田川にかかる両国橋を見ることもできますが、ここでUターンをして、神田川上流方向へ向かっていきました。

柳橋から撮影。奥に見える橋が隅田川にかかる両国橋です。

神田川河口には屋形船が並びます。この浅草橋から柳橋の区間は「ここ東京ですよね?」と思わず叫びたくなるエリアです。東京のビル群の中にたくさんの屋形船が並んでいて、都会のど真ん中にいることを忘れてしまいそうです。

神田川下流は静かな流れで癒されます。

万世橋には以前、駅舎がありました。写真の左側が駅舎跡です。現代では、改築してショッピングモールとなっています。

仙台堀と水道橋

このまま神田川沿いに沿って進んでいくと、秋葉原→お茶の水→水道橋と続きます。この地の最大の疑問は秋葉原と水道橋は低地にあるのに、お茶の水を頂点にして山になっているということ。

なぜでしょうか。

実は、江戸時代までは、神田川と隅田川はつながっていませんでした。現在の飯田橋あたりから運河をつくり、神田川を隅田川へと人工的に繋いだのです。その工事の過程で、現代のお茶の水の地にあった大きな台地を南北(北側を本郷台地、南側を駿河台)に分け、川を延伸しました。この工事を請け負ったのが伊達政宗で有名な仙台藩。よって、この開削地帯を仙台堀と呼びます。

見下ろせば、深い谷。重機などなかった江戸時代に掘るのがいかにたいへんだったか、思いを馳せてしまいます。

写真の右側が駿河台、左側が本郷台地。地下鉄丸の内線が仙台堀のところで顔を出します。山を削らなければ、ここは地中だったはずです。

ところで、江戸時代よりも以前、ここより南方の日比谷方面は、入江だった場所です。よって、埋立て地なので、地下水は塩分を含んでしまいます。日比谷方面に飲料水を供給するには水道が必要でした。そこで、造設されたのが神田上水です。神田上水は神田川中流から川の北側に作られた水路です。これにより、江戸市中(神田川の南側)へと飲料水が供給されていたのです。この水路が神田川を南北に横切る場所、そこが現在の水道橋駅付近です。神田上水=水道ですから、文字通り、水道の橋。これで、水道橋という名前も納得ですね。

水道橋にあった神田上水の掛樋(水道橋)の記念碑、駐車場があるわけではありませんので、車で訪れるのは大変です。奥に見えるのは総武線。手前から、掛樋が奥に向かってあったのかと想像を膨らませます。

水道橋から仙台堀を眺めると、どれだけ掘ったのかがよくわかります。

神田上水の跡をたどる

神田上水は20世紀の最初まで利用されていましたが、その後は蓋をされて、暗渠となりました。現代では流れていません。しかし、もしかしたら、なにか遺構が残っているかもしれないと考え、水道橋駅から北上して神田上水の跡をゆっくりと辿ります。

神田上水の流れを教えてくれる案内板がありました。

壁にある看板に注目。神田上水沿いの地名には、水道端や水道という地名があります。いかにも神田上水跡と感じさせます。

地図で確認しながら、神田上水跡をサイクリング。しばらく進むと、文京総合福祉センターのところに、神田上水旧白堀跡がありました。この施設を建設するときに、神田上水の跡が見つかったとのこと!看板となっていた説明文を読むと、文京総合福祉センターを作るときに遺構が見つかったから、現在もそのまま保存しているとのこと。ところが、周りを走り回っても、遺構らしいものは全く見つかりません。ぐるぐると回ること10分、遺構がなかなか見つからず、意気消沈してうつむき加減に説明文のあった場所に戻りました。すると…


ガラス張りなっている地面。その下に遺構が残っていました。訪れた日は快晴だったので、太陽の光がガラスに反射して中がよく見えません。しかし、探し回った後だったので、光り輝いているように見えました。
 

江戸川橋をぬけて

神田上水跡を抜けると、江戸川橋のところで、神田川と合流します。なぜ江戸川?現代では江戸川といえば、千葉県と東京都(あるいは埼玉県)の境界を流れる川です。ここにも歴史の流れがありました。現代では、神田川と呼ばれる1本の長い川ですが、神田川の中流域は江戸時代には江戸川と呼ばれていました。その名残があって、この近辺には江戸川橋という地名が残されています。

さらに、この辺りの地名は関口。神田上水のために水が堰き止められていた場所だったことにその名前は由来しています。この関口界隈は、芭蕉庵、水神社、旧肥後細川庭園などの、昔ながらの建物が軒を連ねています。ソメイヨシノが咲く景勝地でもあるので、自転車通行禁止区域がありますので、押し進みます。

俳人として有名な松尾芭蕉。なんと、神田上水の改修工事に携わったそうです。この界隈と芭蕉の関連を後世に伝える建物です。

急坂の上にある水神社。息を切らせてお参りしました。

細川家の下屋敷がそのまま庭園となった旧肥後細川庭園。傾斜が上手にデザインされていて情緒を感じます。カフェも併設されているので、ここで休息してもよかったかも。

大滝橋からの眺め、桜の季節はさぞ美しそうです。

勾配22%ののぞき坂

神田川の水源はここから15kmほど進んだ井の頭公園になります。このまま川沿いを散策してもよいのですが、川散策はここまでにして、ちょっと道をそれました。この近くにはアニメ「天気の子」に登場する急坂があるとの情報が!坂の名前は『のぞき坂』。名前を聞くだけで、よほどの坂なのだろうと想像がつきます。

坂下には勾配を表す看板がありました。22%。たまたま前を走っていた電動アシスト自転車の女性もバランスを崩して足をついていました。いわゆる聖地巡礼で、坂見学に訪れて、記念撮影をして引き返している人もいます。地元でも有名なのか、この急坂をみんなが避けているようでした。

ここまで来たら、後戻りはできません。DAHON Boardwalk D7には7段ギアが搭載されています。スピードが落ちても、バランスさえ崩さなければ登れるはずです。「DAHON Boardwalk D7の性能をみせてやる!」と心の中で叫び、一気に登りました。登っている時間は1分くらい。感覚的には5分くらい。無事に頂上へ。坂上で記念撮影をしようと振り返ると、『のぞき坂』という名前の意味がよくわかりました。名は体を表すという言葉通りです。


坂道を登ったところで、結構な疲労感。今日のサイクリングもブラブラと寄り道しながらだったので15kmを超え、出発地点の浅草橋まで戻る気力はありません。しかし、やめたくなったら止められるのが折り畳み自転車の良いところ。近くのJR池袋駅まで走って、輪行し家路に着くことにしました。そこで、本日の自転車散歩終了とします。

途中、護国寺でも記念撮影。

池袋駅でゴールとします。このように臨機応変に行動できるのが折り畳み自転車での輪行の良いところです。

今回巡ったポイントと走行ルートです。起点と終点を異なるところにできるのも、輪行のメリットの一つです。



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今回の「ローカル駅からはじめる自転車散歩」は如何でしたか?日本には全国くまなく駅があり、輪行すれば「楽に長距離を」「比較的安価に」移動でき、天候や体調の急な変化や機材トラブルにも対応できます。今回利用したBoardwalk D7はエントリーモデルの一台ですが、7速ギアが搭載されているので坂道だらけの東京都内でもしっかりと走ることができました。重いギアを選択すれば、颯爽とスピードを出して走ることもできます。皆さんもDAHONの折り畳み自転車(フォールディングバイク)を持参して、自転車散歩という休日の愉しみはいかがでしょうか。DAHONでは様々な折り畳み自転車をラインナップしていますが、走行機能と折りたたみ機能のバランスを考えながら直感的な好みも含め、自分にあった製品を選んでください。

DAHONでは今後、様々な地方のローカルな鉄道駅を起点にした自転車散歩(ポタリング)記事を連載いたします。更新時にはFacebookやTwitterでお知らせしますので、ぜひフォローをお願いします。また近々「ローカル駅からはじめる自転車散歩」専用のInstagramアカウントもスタートしましたので、こちらもぜひチェックをお願いします。
 

*使用車体
 DAHON / Boardwalk D7(Color:マットブルーグレー)2021年モデル

*この記事で紹介している情報は、2021年3月時点の取材に基づいています。
*歩行者のいるところや細い路地などは押し歩きや迂回するなど、マナー優先でサイクリングを楽しみましょう。