2023年11月14日火曜日

「南海電車で行く観光サイクリング」Vol.02 高野山編 イベントReport

 2023年10月21日、輪行体験とサイクリングを組み合わせたイベントを実施しましたので、お知らせいたします。


同イベントは、南海電鉄とのコラボレーションにより実施したもので、集合場所の南海なんば駅で専用の袋に入った折りたたみ自転車を受け取り、スタッフと共に電車で移動。現地を自転車でゆっくり散策しながら、美味しい食事・空気・風景を堪能するという企画でした。


イベントの途中では、自転車の折りたたみ方の講習や、実際に電車で持ち運ぶ輪行も経験。今回の行程は電車 →ケーブルカー → バスと乗り換えが多くて大変な面もありましたが、参加者の方にはその意外な手軽さを体験いただき、軽量・コンパクトな折りたたみ自転車が欲しくなった方も。

※実際には自転車の脇にスタッフが立ち、他のお客様の安全に努めました。


電車からケーブルカーに乗り換える極楽橋駅の宝来天井絵は、高野山でしめ縄の代わりに飾る風習のある切り絵「宝来」がモチーフに。




高野山ではちょうど紅葉が始まったところで混雑も予想されたため、今回は団体バスを利用しました。


女人堂で降車し、さっそく自転車を展開します。


かつては高野山に至る七つの参詣道があり、明治5年に女人禁制が解かれるまで、各登り口に女性のための参籠所が設けられ「女人堂」と呼ばれました。



基本的な自転車走行のルールや、団体走行をするうえでの注意点の説明を受け、いよいよ出発。


女人堂からしばらくは急な下りなので、ゆっくり慎重に走行します。


当日はあいにくの曇り空で気温も低めでしたが、祈りの聖地、高野山の清らかな空気を存分に味わいました。


高さ25.1mの大門は一山の総門にふさわしく威風堂々とした門構え。両脇で金剛力士像がにらみを利かせています。


立ち寄りスポットで歴史の話を聞くたびに、へぇ〜の連続です。イベントのメリットですね。


点在する観光スポットはそれほど離れていませんが、自転車だとテンポよく見て回れてとても便利。


所々で美しい紅葉の景色に触れることができました。



弘法大師が創建した真言密教の根本道場「壇上伽藍」は奥之院と並ぶ高野山の2大聖地で、いくつもの堂塔が配置され荘厳な雰囲気がただよいます。




車と違って、移動しながらその土地の空気や音を感じられるのも、自転車のいいところです。



拝観ツアーと昼食をいただく清浄心院さんに到着。


日常の喧騒から離れた宿坊での昼食は、高野山麓野菜を活かした精進料理【二の膳】。ミシュランガイド2022年一つ星「味吉兆」監修。



特別な部屋でいただいた昼食も素晴らしい体験でしたが、その後の拝観ツアーは今回だからこその貴重な体験に。





土産物屋にも立ち寄りながら、次のスポットへ。



イベントのクライマックは、高野山の信仰の中心で、弘法大師が入定されている聖地「奥之院」を参拝。樹齢千年に及ぶ杉木立の参道では、諸大名の墓石や、祈念碑、慰霊碑の数々も。




楽しいと時間の経つのは早いもの。帰りは奥の院前のバス停からケーブルカーに乗る高野山駅までバスに乗り、往路とは逆の行程でなんば駅まで輪行で戻ります。




自転車と鉄道の組み合わせはクリーンな移動手段なだけでなく、健康維持にも効果絶大。心地よい疲れとともに精神的にはリフレッシュできたのではないでしょうか。同企画は今後も場所を変えて継続して実施しますので、皆さんも自転車×電車だから行ける南海沿線の素敵なスポットに触れてみませんか?

イベント開催の予告はDAHONブランドサイトのほか、大阪・和歌山のおでかけ情報を紹介する「いっぱいおでかけotent」やSNSでお知らせいたします。