2022年1月12日水曜日

ローカル駅からはじめる自転車散歩【京王電鉄 京王線 調布駅】

ゆっくり起きた予定の無い休日の朝、折り畳み自転車とともに列車に乗って、ふらっと思いのままにローカル駅で降りてみる。特別な観光地ではなく、普通に人が暮らし、働き、近所の公園で子どもが遊んでいる、なんの変哲もない町だけど、のんびり走ってみると、いろいろな発見や出会いがある。そんな、小径車だからこそのゆるい自転車散歩をお送りする連載記事。今回は京王電鉄 京王線 調布駅を起点に、調布市のポタリングスポットを掘り起こしてみたいと思います。



* * *


新宿駅から橋本行きの京王線快速急行に乗って調布駅にやってきたのは、冬至前日の12月21日の朝10時。快晴かつほぼ無風、そして平年より気温高めのまさに自転車散歩日和。駅ビル「トリエ京王調布」の前で、DAHON K3をサクッと組み立て、早速調布探検を始めたいと思います。

とはいえ、調布っていったいドコ?という方も多いと思うので、簡単に説明しておくと、東京23区の一番西側にある世田谷区のそのまた西隣りに位置する人口23万人の街、それが調布市で、その調布市で一番賑やかな駅が調布駅となります。行きの京王線の電車の中で見た調布市観光協会のHPによると、調布市は映画の街であり、水木しげるマンガの生まれた街であり、もっともメジャーな観光名所は深大寺だそう。というわけで、映画、水木しげるマンガ、深大寺関連の観光スポットをメインに、あとは気の向くままに寄り道しながら調布周辺を走ってみたいと思います。

調布駅の駅ビルの前で輪行バッグから取り出したDAHON K3。輪行バッグから折り畳み自転車を取り出して組み立てるほんの1分か2分の間、ずっと誰かに見られている気がするのは自分だけでしょうか?ちなみに調布駅は、大正2年(1913年)に開業した歴史ある駅で、現在は地下2階と3階にホームのある地下駅となっています。

調布の駅前はPARCOやビックカメラといった商業施設が立ち並ぶ、かなり人通りの多いところ。人混みを抜けるまでしばらく自転車を押して歩いていると、早速水木しげる関連のモニュメントを発見!水木マンガの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のマンホールです。

後で調べたところ、ねこ娘や砂かけ婆が描かれたものなど、調布駅周辺には全部で4種類の鬼太郎マンホールがあるみたいです。調布に行ったときはぜひ探してみてください。

調布駅前から自転車を押して歩くこと約5分。ようやく人混みから抜け出し、さあ自転車に乗って深大寺へGO!と思った矢先、またまた鬼太郎モニュメントに遭遇!ここは天神通り商店街。別名鬼太郎ロードというそうです。


「塗り壁」も発見!


大阪生まれ、鳥取県境港市育ちの水木しげる氏は、昭和34年に調布に引っ越してきて、それから亡くなるまで50年以上調布に暮らし、ゲゲゲの鬼太郎をはじめとする水木作品を世に送り出しました。調布市が水木しげるマンガの生まれた街と呼ばれ、街中にゲゲゲの鬼太郎関連のモニュメントがたくさんあるのは、そういった理由によるものです。

一反もめんに乗ったねこ娘も発見。「猫娘」と書くのか、「猫むすめ」なのか、正しい書き方はどれか迷いましたが、この写真で解決しました。

鬼太郎モニュメントいっぱいの商店街を抜けると布多天神社です。平安時代に創建されたという古社で、ゲゲゲの鬼太郎の家は、この布多天神社の鎮守の森にあるという設定になっています。(墓場鬼太郎第5巻にそういう記載があるそうです。*帰宅後のウィキペディア調べ)

境内の裏手の雑木林(鎮守の森)は、立ち入り禁止になっています。遠くから眺めるだけでしたが、鬱蒼としていていかにも妖怪がいそうな雰囲気です。

布多天神社の境内にある御神牛。撫でるとご利益があるという言い伝えがあり、撫でやすいのか、鼻の部分だけピカピカになっていました。

布多天神社を後にして深大寺のある北へ向かうと多摩川支流の野川に行きあたります。野川は国分寺市を水源として、世田谷区の二子玉川で多摩川に合流する延長約20キロの一級河川で、その両脇の道路は野川サイクリングロードとして整備されています。自転車散歩中にサイクリングロードに出会った以上、走らないともったいないというか、申し訳ない気持ちになるので、ほんの少しだけ走ってみることにします。

これが野川。上の高架は中央自動車道です。

サイクリングロードといっても、歩行者自転車専用道なので、ビュンビュン飛ばすのはご法度。折り畳み自転車でのんびりポタリングするのにぴったりの道です。

河川敷に降りることもできます。

このまま野川を下って二子玉川まで行こうかな?と思ったものの、日が短い12月、寄り道がすぎるのもどうかと思い、細田橋という小さな橋のところで左折。野川サイクリングロードに別れを告げて、深大寺の方へ向かいます。


細田橋から深大寺に至るエリアは農地保全地域に指定されているようで、商業ビルの立ち並ぶ駅前からは想像できない農村的風景が広がっています。下の写真は、取り残された果実が残るキウイフルーツ畑。

野鳥のためにわざと残しているのかな?と思うぐらいたくさんのキウイフルーツが採り残されていました。カラスが来て食べ散らかしそうなものですが、調布市のカラスの口には合わないのかもしれません。

畑のわきの稲わら堆肥。畑の向こう側の木はカブトムシが大好きなシラカシの木なので、堆肥を掘り起こしたらカブトムシの幼虫が見つかりそうな気がします。ちなみにクヌギ、コナラ、ヤナギ、シラカシがカブトムシが大好きな四大樹木です(地域によって多少の違いあり)

武蔵野(むさしの)の田園風景の中をしばらく走ります。国木田独歩の随筆で有名な「武蔵野」ですが、神奈川の「湘南」と同じように、どこからどこまでが武蔵野なのか、その範囲は曖昧です。とはいえ、現在走行中の調布市やその北側の三鷹市、そのまた北側の武蔵野市あたりは誰に聞いても「武蔵野で間違いない!」と答えてくれるエリアです。

用水路の向こう側に広がるのはロマネスコ畑です。実はロマネスコを見るのは初めてで、たまたま畑の中にいた農家のおじさんに名前を聞いて教えてもらいました。

農家のおじさんの許可をいただいて畑の中に入り、収穫直前のロマネスコを撮影。ちなみにロマネスコの名前の由来は、ブロッコロ・ロマネスコ(ローマのブロッコリー)で、その名の通りブロッコリーの一種です。おじさん曰く、美味しいからタヌキやハクビシンが畑の中に入ってきて収穫前のロマネスコをつまみ食いしていくので、困っているそうです。

こちらが食害されたロマネスコ。10個にひとつぐらいの割合で食害されるそうです。

ロマネスコ畑を過ぎ、中央自動車道を越えてしばらく走ると深大寺の参道に出ました。

深大寺東参道の石碑と街路灯の支柱にはためくFC東京のフラッグ。調布市はJ1サッカーチームFC東京の街でもあります。

深大寺に到着。こちらが本堂です。深大寺は奈良時代の733年に開創された古刹で、本堂の中には国宝の「銅造釈迦如来倚像」が安置されています。


深大寺といえば深大寺そばが有名。参道沿いには約20軒のお蕎麦屋さんが並んでいます。


深大寺そばと並ぶ深大寺の観光名所「鬼太郎茶屋」。平日にもかかわらずたくさんの参拝客で賑わっていました。


鬼太郎茶屋では、鬼太郎をモチーフにしたオリジナルスイーツをいただくことができます。写真の蒸し饅頭は「目玉のおやじまん」。茶碗風呂に浸かる目玉おやじが描かれています。

こしあんが入っていて美味しかったです。120円。

鬼太郎茶屋での休憩後、すかさず次の目的地「調布飛行場」に向かいます。今回の自転車散歩、事前調査はほとんどしていないのですが、お昼ごはんをどこで食べるかだけは、念入りに調査しました。有名な深大寺そばを食べようか、あるいは調布には有名なラーメン屋さんも多いのでラーメンにしようかなどとあれこれ迷った上で決めたのが、調布飛行場の敷地内にある「プロペラカフェ」。どんなカフェなのかは、行ってみてのお楽しみです。

深大寺から西へ約2キロ。調布飛行場に到着!調布飛行場には、共立航空撮影株式会社や朝日航空株式会社など、航空測量やチャーター便を運航する会社があるのは知っていたのですが、伊豆七島の大島、神津島、新島、三宅島行きの定期便が飛んでいることは、下の写真の看板を見るまで知りませんでした。

伊豆諸島への定期便を運航しているのは新中央航空株式会社というコミューター航空会社です。ウィキペディアによると、小型のプロペラ旅客機で近距離の2つの地点を結ぶ航空会社のことをコミューター航空と呼ぶそうです。はじめて知りました。

プロペラカフェに行くには、空港関係者用ゲートで警備員さんにプロペラカフェに行く旨を伝え、「空港用地立入カード」に住所と氏名を記入する必要があります。警備員さんにカードを渡し、「プロペラカフェの中は撮影OKだけれども、敷地内は撮影禁止です!」といった簡単なルール説明を受けて、ようやく中に入ることができます。

こちらが空港関係者用の入口ゲート。プロペラカフェの看板などは特にないので、うっかり通り過ぎてしまわないように注意が必要です。

プロペラカフェの店内。子供連れのママさんたちや地元の家族連れらしき人々ですでに満員。順番待ちする必要がありました。プロペラカフェを運営する日本エアロテック株式会社の社員食堂を兼ねているので、社員さんらしき方の姿もチラホラありました。(日本エアロテックは、飛行機の販売や整備を行う会社です)

カフェの横には日本エアロテックが所有する小型飛行機やヘリコプターの格納庫があります。手前にあるのは4人乗りの単発プロペラ機「セスナ172 スカイホーク」。世界で一番売れた小型飛行機です。

入口に貼ってあったロゴマーク。飛行機のランディングギアがモチーフ。

子供たちが遊べるように、店内には本物(!)の操縦パネルが置いてあります。

すてきなウェルカムボード。プロペラは英語で綴ると「PROPELLER」だということをここで知りました。

待つこと10分。ようやく店内へ。正面に調布飛行場の滑走路が広がります。

20分に1回ぐらいのタイミングで飛行機の離着陸を見ることができます。小型飛行機は、機体が軽いせいか着陸する際、跳ねるような挙動を見せるので、見ていて飽きません。

店内の窓からも先ほど紹介した格納庫を見ることができます。


窓際に近付いて格納庫の中の飛行機を撮影。左側にある青い機体は、ソカタTB-9タンピコというフランス製のプロペラ機です。手前にある主翼のやけに長い機体は飛行機ではなく、L-13ブラニックというグライダーです。


興奮して飛行機の説明ばかりしてしまいましたが、こちらがお昼ごはんに食べた「オムハヤシ」です。ドリンク付きで1250円でした。

プロペラカフェにはほかにも「プロペラチリバーガー」や「プロペラDXバーガー」といったオリジナルのハンバーガーメニューもたくさんあります。でもまわりを見渡した感じでは、オムライスやオムハヤシを注文している方が多かったです。

プロペラカフェでの昼食後、今度は展望デッキのあるターミナルへ。


旅客ターミナルの中に入ると、ちょうど神津島行きの搭乗手続きが始まったところで、これからチェックインをする人たちが並んでいました。

新中央航空のHPによると、調布空港から神津島空港までの距離は172キロ。所要時間は40分だそうです。運賃は片道15600円。一方で、東京の竹芝桟橋から高速ジェット船で神津島に行く場合の所要時間は3時間5分、運賃は片道10480円です。思ったより安い気がしませんか?

閑散とした2階展望デッキ。自販機でコーヒーを買って、ゆっくりできます。

展望デッキから撮影した神津島行きの「ドルニエ228」。ドイツのドルニエ社が開発した乗員2人、乗客19人乗りの双発ターボプロップ旅客機です。お金と時間に余裕があるなら、自転車を積み込んでこのまま神津島まで行ってしまいたい気分です。(折り畳み自転車なら可能です)

調布飛行場を満喫した後は、調布飛行場に隣接する武蔵野の森公園をぐるりと反時計回りに回り、映画の街調布を象徴する角川大映スタジオまで行ってみたいと思います。ちなみに現在の調布飛行場と武蔵野の森公園は、太平洋戦争当時に開設された陸軍東京調布飛行場の跡地に作られています。

武蔵野の森公園に保存されている掩体壕(えんたいごう)。掩体壕というのは、空襲から戦闘機を守るために作られた飛行機用の防空壕です。太平洋戦争の末期、日本上空に飛来するB29爆撃機に特攻するための戦闘機が格納されていました。

この掩体壕には「飛燕」という戦闘機が格納されていたそうです。

武蔵野の森公園の「展望の丘」。調布飛行場のすぐ北側にあり、離発着する飛行機が頭の上を通っていきます。

展望の丘から見た調布飛行場の滑走路。

すぐ下の道路から見上げた展望の丘の写真。写真を撮っていたら、一眼レフを手にした地元のおじさん(おじいさん?)に声を掛けられました。タイミングが合えば、この構図で着陸してくる小型飛行機の写真が撮れるそうです。カッコいい写真が撮れるよ!と言われてしばらく待っていましたが、なかなか飛行機は現れず、しかも日暮れも近付いてくるのであきらめました。

武蔵野の森公園のすぐ近くでたまたま見つけた近藤勇生誕の地。

武蔵野の森公園のすぐ横にある味の素スタジアムも調布市の名所のひとつ。FC東京と東京ヴェルディのホームスタジアムです。看板の左側に描かれているのはFC東京のマスコット「東京ドロンパ」。右側は東京ヴェルディの先代マスコット「ヴェルディ君」。

味の素スタジアムを通り過ぎ、角川大映スタジオに向かう途中、Googleマップで現在地を確認していたら、すぐ近くに「鬼太郎ひろば」というかなり気になる名称の公園を発見!すかさず寄り道すると、鬼太郎オブジェだらけの公園がありました。

鬼太郎のオブジェにDAHON K3のシートポストを支えてもらって撮影。「ぼくの愛車です!」とか「軽くておすすめです!」といった吹き出しを入れたくなります。

ベンチにやまびこが座っていました。夜見たら、けっこう怖いと思います。

すべり台付きの鬼太郎の家。

鬼太郎の家の中で見つけた茶碗風呂に入っている目玉おやじ。小さな子供たちのいたずらで砂まみれでした。

一反もめんの遊具。額のところに張り紙が貼られていて可哀想。

鬼太郎ひろばのトイレ前で見かけたピクトグラム。なかなか秀逸なデザインだと思いませんか?

そしてようやく、映画の街調布を象徴する建物、角川大映スタジオに到着。といっても施設内を見学できるわけでもなく、2体の大魔神像が立つ建物の前で写真を撮りました。なぜ調布が映画の街と呼ばれるのか?というと、日本映画全盛の昭和30年代、調布には大映、日活の撮影所を中心に多くの映画関係の会社が集まっていたからだそうです。

クリスマス前ということもあって、トナカイとサンタクロースの装飾が施された大魔神像。う~ん、まったく似合ってないぞ! 「大魔神」は大映が昭和40年代に製作した特撮映画のシリーズです。

角川大映スタジオの横に併設されたアンテナショップ「MAJIN」。新型コロナウイルスの影響か、それ以前からそうなのか、無人店舗で、中に入るにはすぐ横の受付にいる警備員さんに声をかける必要があります。

ショップの中にはガメラのジオラマがありました。後ろの東京タワーに比べて、ガメラが少し小さい気がします。

別棟の壁にはガメラの壁画が描かれていました。昭和40年代に巻き起こった空前の怪獣映画ブームは、大映のガメラと東宝のゴジラが牽引していました。ほかに松竹は宇宙大怪獣ギララを、日活は大巨獣ガッパを製作しましたが、この2つはあまりパッとしなかったみたいです。

角川大映スタジオからしばらく南に走ると多摩川に突き当たります。もうすっかり夕暮れです。


多摩川の河川敷は「たまリバー50キロ」というサイクリングロードとして整備されています。「たまリバー50キロ」の名称は最近になって付けられたもので、少し前までは多摩川サイクリングロード(多摩サイ)と呼ばれていました。

午前中に走った野川サイクリングロードとは違って、本格的なサイクリングロードです。写真を撮っているわずかな間にも、たくさんのロードレーサー乗りが通り過ぎていきました。

多摩川沿いを1キロほど走り、その後住宅地の中を縫うように走り、京王線の布田駅に到着。布田駅は出発した調布駅のひとつ新宿寄りの駅になります。

夕暮れというか夜の気配が漂う布田駅。

手早くDAHON K3を折り畳み、輪行バッグに車体を収納し、それから帰途につきました。



[参考写真]

今回の自転車散歩で大活躍したラックバッグ。リュックサックを背負って自転車に乗るのが苦手な人におすすめです。輪行バッグと応急処置用の工具、ワイヤーロック、それと500mlのペットボトルを入れて走りましたが、まだまだ容量的には余裕がありました。しかも付けたまま車体を折り畳めるので、超便利です。



今回巡ったポイントと走行ルートです。約21kmの自転車散歩でした。



* * *


今回の「ローカル駅からはじめる自転車散歩」は如何でしたか?日本には全国くまなく駅があり、輪行すれば「楽に長距離を」「比較的安価に」移動でき、天候や体調の急な変化や機材トラブルにも対応できます。さらにスタートとゴール地点は同じ場所ではなくてもよいので、走行経路は自由に組み立てることができます。今回利用したDAHON K3は3段変速を装備しながらも本体重量7kg台を実現した機動力抜群の小型軽量の折り畳み自転車。電車はもちろん、フェリーや飛行機に乗せて、好奇心のおもむくまま世界中旅することが可能です。皆さんもDAHONの折り畳み自転車(フォールディングバイク)を持参して、自転車散歩という休日の愉しみはいかがでしょうか。DAHONでは様々な折り畳み自転車をラインナップしていますので、走行機能と折り畳み機能のバランスを考えながら直感的な好みも含め、自分にあったモデルを選んでください。

DAHONでは様々な地方のローカルな鉄道駅を起点にした自転車散歩(ポタリング)記事を連載しています。更新時にはFacebookやTwitterでお知らせしますので、ぜひフォローをお願いします。また「ローカル駅からはじめる自転車散歩」のInstagramアカウントもぜひチェックしてみてください。


*使用車体
 DAHON / K3(Color:レッド×マットブラック)2021年モデル

*この記事で紹介している情報は、2021年12月時点の取材に基づいています。
*歩行者のいるところや細い路地などは押し歩きや迂回するなど、マナー優先でサイクリングを楽しみましょう。